創業以来一貫して「餅」「せんべい・あられ」「スナック菓子」などの食品機械を専門に製造し、長年にわたり培った確かな技術力により、国内をはじめ海外のお客様からも信頼をいただくことができ、当社は100年を超える歴史を迎えています。
食品機械専門メーカーとして、お客様の新工場の建設や新規ラインの増設の際は、生産工程全体を一括受注し、協力会社と連携しお客様のご要望にお応えいたします。
近年、米菓やスナック菓子などの「食」に対する嗜好が多様化しています。当社はこれらの動向を的確に把握し、お客様のニーズに機敏に対応できる高品質高性能の食品機械メーカーを目指していきます。そして、省人力化を含めた生産ラインの自動化機械、環境配慮型の省電力化機械の開発を進め、業界の発展・社会へ貢献してまいります。
歴史に裏打ちされた技術と信頼。
当社の原点は餅の製造機械です。餅は臼と杵で搗くことで、米本来の味を引き出せると言われています。大正12年、お餅を手作りすることが一般的な時代、当社創業者の大山好蔵が発明した「大山式餅搗機械」は、その製法を機械化し、品質を保ちながら大量生産することを可能にしました。
近年、餅は保存食としての役割も見直されています。従来の行程に加え、衛生管理を施された工場で生産することが求められていますが、当社では協力会社と連携してクリーンルームを含めたご提案をいたします。
長年にわたる経験とノウハウで、お客様のニーズに高い品質でお応えします。
あらゆる生産工程をトータルでご提案。
当社は、洗米機・蒸練機・細断機・生地乾燥機・運行焼機・味付機など、お客様の新工場の建設・新規ラインの増設の際に生産工程をトータルでご提案できる体制を整えています。また、既設の設備を活かし、生産量の増やしたい・品質を高めたいというご要望にたいしても、一部機械の改造工事を行うことで対応が可能な場合もありますので、ご相談ください。
「食」の嗜好は多様化しています。従来の工法に加え、水分を含んだ生地をマイクロ波で内部加熱させることで膨張させ、新しい味・食感を作り出す工夫も行っています。私たちは、お客様とともに新しい商品開発を積極的に進めています。
迅速な新商品開発に対応が可能。
昭和45年のスナック食品ブームをきっかけに、穀物パフスナック菓子の製造ラインを開発しました。ノズルの変更や牽引機に接続させることで形状・寸法などを変えることができますので、迅速な新商品開発(お土産物)に対応が可能となります。
現在、食の安心・安全を推進すべく、これまでに培ってきたスナック菓子製造技術を発展し、ベビーフード・高齢者介護食など嚥下困難者の食品への活用や、原料の穀物を組み合わせることで、飼料や薬品などの素材にも応用が可能となります。
菓子メーカー様にとどまらず、異業種・異分野のお客様とも連携を強め、あらたな食文化の創造に貢献したいと考えています。
古来から日本では稲作が信仰され、餅は縁起物として扱われてきました。現在では、餅や米菓は日本の文化の一つを言えるのではないでしょうか。
当社は、国内のお客様とともに育んだ「食文化」を、海外へ輸出するにまで至りました。長年の経験に裏打ちされた高品質な機械、餅・米菓の製造技術指導を行い、諸外国のお客様からも信頼を得ることができました。
お客様が海外へ生産拠点を設けるさいの技術協力や、海外菓子メーカーへの製造機械の輸出を通して、餅・米菓の文化を広めていきます。
さまざまな形状の米菓の味付けに携わってきた技術を活かし、「薄く割れやすい形状」や「球形状」の商品などにも、均一に、歩留まりを抑えた、最適な「味付け」方法をご紹介しています。
連続式に米菓を煎る機械は強度を増して、コーヒーなどの豆類を煎ることに使用されているお客様もいらっしゃいます。
これまで培ってきた技術は、さまざまな動作の自動化が可能となります。(例えば、洗う・浸漬する・圧篇する・蒸す・混ぜる・練る・搗く・成型する・搬送する・定量投入する・計量する・切断する・筋を入れる・型を抜く・スライスする・牽引する・絞り切る・乾燥させる・焼成する・噴霧する・振り掛ける など)
これらの技術を組み込んだ機器や、各装置にセンサー等を連動させ一連の動作を集中管理し、生産ラインの効率化を実現するお手伝いも承っております。